熊本県・GI球磨特集◆福岡開催「GI本格焼酎・泡盛オンラインシンポジウム」取材レポート編

熊本県 青井阿蘇神社・人吉市(C)STYLE promotion

福岡県で開催された「GI(地理的表示)本格焼酎・泡盛オンラインシンポジウム from九州・沖縄」で語られた内容を、今回は地域別に紹介します。今回は熊本県「GI球磨」の特集です。國酒の魅力を分かりやすく届けてくれる焼酎スタイリストyukikoさんが現地取材を担当!今回パネラーを務めた方々から直接ウェブマガジン「焼酎&泡盛スタイル」読者の皆さんに向けたメッセージもいただいています。球磨編、ぜひご覧下さい!

 4つのGIを地域別に紹介!—球磨編

壱岐・球磨・薩摩・琉球GI(地理的表示)本格焼酎・泡盛オンラインシンポジウム焼酎スタイリストyukikoさん取材・東京から情報発信マガジン「焼酎&泡盛スタイル」

ここでは「GI(地理的表示)本格焼酎・泡盛オンラインシンポジウム from九州・沖縄」の第二部と第三部で語られた内容を地域別に紹介します。パネラーによる説明とカクテルレシピを監修した南雲主于三さんのおすすめポイント、会場で試飲した焼酎スタイリストyukikoさんの感想もそれぞれ載せています。読者の皆さんもお酒選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。

球磨(熊本県)

熊本県南部にある球磨郡および人吉市で製造された米焼酎のことを「球磨焼酎」といいます。この地域は盆地で水田が多い米どころです。霧深く寒暖差が大きいため甘みのある香りの良い米ができます。現在、球磨川沿いに焼酎蔵が27蔵あります。常圧蒸留したものは個性が強く香ばしさもありますし、減圧蒸留は軽やかでさわやかな甘みを感じるお酒に仕上がっています。蒸留や貯蔵の方法で様々な楽しみ方ができるため、それぞれに合った料理の提案にも力を入れているそう。

【GI球磨 原料】
米…国内産
麹…国内産米から製造された米麹のみ
水…球磨郡または人吉市内で採取したもの

【試飲酒・おつまみ】  米焼酎「繊月」お湯割り ×  燻製豆腐
(パネラー堤さん)焼酎6:4お湯の割合で、お湯を先に入れます。お湯によって香りも立ち、米焼酎の柔らかさも感じられるようになります。糖分ではない米焼酎が持つ甘みを感じてもらえたらと思います。

【カクテル】  Kome Colada  / 米焼酎「極楽」使用
(南雲さん)今回はフローズンマンゴーと生クリームを使ったカクテルにしました。米焼酎は長期熟成による甘みがあって、アミノ酸がしっかり感じられる銘柄を選びました。

yukikoの試飲コメント・球磨

燻製豆腐はチーズのように食べることができ、しかもチーズよりも後味がすっきりしていて食べやすく美味しかったです。現在、大豆製品は注目されているフードのひとつ。球磨人吉地域の人たちにとって伝統食でありながら、今回、現代人のニーズに近い要素を持ったおつまみの提案がなされていました。 “時流”を踏まえて東京から情報発信する私としても、「焼酎&泡盛スタイル」読者の皆さんに紹介したくなるおつまみでした。会場で熊本県の伝統的な酒器「ガラ」と「チョク」で楽しめたことも球磨焼酎の文化を感じられ、取材していて楽しかったです。
カクテルに関しては、生クリームのコクと常圧蒸留・長期貯蔵による深みとのバランスが楽しめて美味しかったです。

パネラーの皆さんから 「焼酎&泡盛スタイル」読者のみなさんへ

壱岐焼酎・球磨焼酎・薩摩焼酎・琉球泡盛 GI(地理的表示)本格焼酎・泡盛オンラインシンポジウム焼酎スタイリストyukikoさん取材・東京から情報発信マガジン「焼酎&泡盛スタイル」

「焼酎&泡盛スタイル」読者の皆さんに向けて、パネラーの皆さんからメッセージをいただきました。あわせて地域のロゴマークも紹介します。本格焼酎と泡盛における世界で認定された”ブランド”を探す商品選びの目印になりますよ!

シンポジウムに参加できなかった方もこちらのメッセージを参考に、本格焼酎・泡盛を楽しんでみて下さいね。

GI球磨・堤純子さん(下段左から2番目)

GI球磨・熊本県 球磨焼酎・焼酎スタイリストyukikoさん取材!本格焼酎・泡盛イベントレポート 東京発ウェブマガジン「焼酎&泡盛スタイル」特集最近では日本酒やワイン、ビールなど醸造酒は飲んだことがあっても、蒸留酒に馴染みのない方も多いと感じていますので、日本の蒸留酒としての魅力を伝えていくことも大事だと思っています。「球磨」という地で育まれた球磨焼酎は、球磨人吉地区で500年以上も前から造られている米焼酎です。そういった歴史的価値も皆さんに知って飲んでいただけたら嬉しいです。

本格焼酎の原料は米・麦・さつまいもなど様々ありますが、シンポジウムでも話題に挙がっていたように米(ごはん)を食べながらお酒を飲む時、やはり同じ原料である米を原料にして造られた米焼酎はとても合いやすいんですよね。日本の主食である米で造られたお酒であること、米を使った歴史ある日本のお酒であるというルーツを、私たちもさらに力を入れて皆さんに伝えていけたらと思っています。

現在は米を原料にしている本格焼酎として、蒸留や貯蔵についても様々な方法で米本来の可能性を引き出そうとしています。焼酎初心者の方や清酒好きの方もそういう点から球磨焼酎を手に取って飲んでもらえたらと思っています。

他の3地域もご覧いただける全編はこちらから

壱岐・球磨・薩摩・琉球GI(地理的表示)本格焼酎・泡盛オンラインシンポジウムカクテル・東京から情報発信マガジン「焼酎&泡盛スタイル」

[記事企画・取材・撮影・文]yukiko/焼酎スタイリスト・泡盛スタイリスト・販促アドバイザー
[協力]壱岐酒造協同組合、球磨焼酎酒造組合、鹿児島県酒造組合、沖縄県酒造組合、色彩総合プロデュース「スタイル プロモーション」
[編集]「焼酎&泡盛スタイル」編集部

※写真の無断転用、二次使用はお断り致しております。ご理解ご協力のほど宜しくお願い致します。

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【福岡/GI(地理的表示)本格焼酎・泡盛オンラインシンポジウム from九州・沖縄】

◎日時 2021年3月20日(土) 14:00~16:30(オンライン)
◎主催 福岡国税局、熊本国税局、沖縄国税局事務所

 

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