鹿児島アンテナショプで焼酎講座「焼酎スタイリストが教える焼酎の楽しみ方と飲み方」―よみうりカルチャーイベント
鹿児島県の本格焼酎の楽しみ方・飲み方を紹介する読売カルチャー主催の特別講座「焼酎スタイリストが教える焼酎の楽しみ方と飲み方」が1日限定で開講!ファンづくりの手腕とその活動が経済紙にも紹介された焼酎スタイリストyukikoさんを講師にむかえ、鹿児島県の本格焼酎の注目ポイントやこれからの時代に意識しておきたい焼酎の飲み方・楽しみ方を紹介。参加者のリアルコメントもたっぷりとお届けします!
鹿児島県の焼酎文化を東京で味わう!
9月25日(水)東京にある鹿児島県アンテナショップ「かごしま遊楽館」にて、よみうりカルチャー主催「焼酎スタイリストが教える焼酎の楽しみ方と飲み方」イベントが開催されました。講師を務めたのは日本で唯一の「焼酎スタイリスト」として活躍するyukikoさんです。yukikoさんはもともと販促色彩講師、企業の販促アドバイザーとして活躍もされており、伝統文化産業への理解が深く、今年1月には鹿児島県特産品協会の会報誌にも東京市場に対する販促方法について寄稿されています。
今回のイベントでは焼酎初心者の方々中心の16名の参加者に向けて、鹿児島県の芋焼酎と奄美黒糖焼酎の楽しみ方・飲み方がたっぷりと紹介されました。
まずは鹿児島県霧島市国分に蔵を構える、中村酒造場の芋焼酎「なかむら」で乾杯。今回はイベントに合わせて特別に「なかむら」の前割りで提供されました。「前割り」とはあらかじめ焼酎を水で割って馴染ませておく鹿児島県の飲み方のひとつです。
さらに、鹿児島県の特産品の黒千代香(くろぢょか)で前割り焼酎を温めて提供。yukikoさんの説明後、鹿児島県特産品協会 木口さんが県の特産品PRとして黒千代香について語ってくれました。
「薩摩焼は鹿児島の焼き物として特産品のひとつです。白いものは「白薩摩焼き」と呼ばれていて、もともとは献上品として作られていました。今回の黒いものは「黒薩摩焼き」で自家需要として使われていたものなんです」
参加された皆さんは「前割りという飲み方があるんですね」「黒千代香で初めて飲んだ」とさっそく興味深々の様子です。
焼酎スタイリストが伝授!焼酎を楽しむ、美味しいコーディネート術
会場となった「いちにぃさん」の料理に合わせて焼酎スタイリストyukikoさんが紹介した本格焼酎は、芋焼酎「なかむら」(中村酒造場)、「紫」(ゆかり・種子島酒造)、「呑酔楽」(てんすいらく・天星酒造)、「天星百恵」(てんせいひゃっけい・天星酒造)と奄美黒糖焼酎「黒糖」(喜界島酒造)の5種類です。
参加者は焼酎の代表的な飲み方「ロクヨン」応用編の楽しみ方、酔いにくい楽しみ方をyukikoさん直々にレクチャーを受けます。今後東京のエンドユーザーに注目してほしいポイントも紹介され、こまめにメモを取る参加者も多く、都度yukikoさんに質問が投げかけられるほど積極的で前向きな方々ばかりでした。
参加者からは「料理と合わせやすい焼酎を教えてもらったので家に帰ってからさっそく実践してみます」「この焼酎はどこで売っているの?」と即座に行動に移すようなコメントが飛び交う一幕も。
イベント後には「このイベントで自分の人生観が変わるくらい素敵な時間でした」「こんなにたくさん飲んだのに、いつものような酔い感がなくてすっきり!不思議!」と顔をほんのり赤らめながらも清々しい表情で会場をあとにする方もいました。
鹿児島の黒豚×本格焼酎が豊富に楽しめる日比谷「いちにぃさん」
このイベントの大きな特徴として、まず1つ目に、「焼酎=女性」といえば必ず名前が挙がり”時流”にあった本格焼酎・泡盛の楽しさを紹介する焼酎スタイリストyukikoさんから直に”今”楽しめる情報が聞けること。2つ目は、アクセスの良い鹿児島県のアンテナショップで本場の郷土料理が食べられることです。
JR有楽町駅や東京メトロ日比谷駅・有楽町駅からすぐの好立地にあるアンテナショップ「かごしま遊楽館」は、1階「さつまいもの館」で食品や焼酎の特産品が購入ができ、2階は鹿児島黒豚しゃぶしゃぶ「遊食豚彩 いちにぃさん」で鹿児島県の黒豚や郷土料理と一緒に、薩摩焼酎と奄美黒糖焼酎が楽しめます。3階「鹿児島ブランドショップ」では黒千代香や白薩摩、薩摩切子など鹿児島県の工芸品の展示・販売がされています。
今回会場となった2階の「いちにぃさん」は、ランチタイムには平日でも行列ができるほど人気の飲食店です。イベントではyukikoさんセレクトの焼酎と合わせて人気ランチメニュー「黒豚の野菜蒸しセット」が出されました。サツマイモやニンジン、ブロッコリーなど野菜も取れて、鹿児島県の黒豚も食べ応えたっぷり。女性客にも喜ばれる人気メニューです。
アンテナショップ内「いちにぃさん」の感想
・東京のアクセスが良いところでこんなにたくさん鹿児島県の本格焼酎が置いてあって、色々な種類の焼酎が飲めるお店は貴重。今回お店の存在を知れて良かった。また飲みに来たい!
・鹿児島県のアンテナショップの中にあるので、こうやってたくさんの焼酎が選べると嬉しいし、また来たいと思う。今度はきびなごやさつま揚げなどおつまみと薩摩焼酎・奄美黒糖焼酎を楽しみに来たい。
・食事だけではなくて、「いちにぃさん」にこんなにも鹿児島県の焼酎が置いてあるなんて驚いた。また来るのが楽しみになる。ここでまた色々な銘柄を試したい。
・「いちにぃさん」で鹿児島県の焼酎がずらっと並んでいるのは知らなかった。薩摩焼酎・奄美黒糖焼酎がこんなにもあることをもっとPRしていいし、多くの人に知ってもらったらよいと思う。
・鹿児島県の本格焼酎もたくさん置いてあってディスプレイされているので、黒豚料理を食べながらたくさんの中から焼酎を選ぶ楽しさがあるお店。また来たいと思います。
・アンテナショップで地酒が飲めると、次の銘柄は何を買おうか飲みながら検討できてとても便利。料理も美味しかったし、焼酎の種類も数えられないくらい並んでいて様々な銘柄を飲めるから、これぞ焼酎大国のアンテナショップという納得感があった。また焼酎を飲みに来たい。
焼酎スタイリストが伝える、本格焼酎の味わい方とは
(鹿児島県の郷土菓子「軽羹」(かるかん)。アンテナショップでも人気のお菓子)
今回紹介された銘柄は、鹿児島県の様々な地域で造られた焼酎です。yukikoさんが特産品について参加者に説明を加えます。
「今回私が選んだ本格焼酎は薩摩半島、大隅半島、種子島、奄美諸島など鹿児島県の色々なところで生まれた本格焼酎です。よく鹿児島県は焼酎王国と言われますが、一言でくくるのではなくて、それぞれの場所によって個性が異なる”地域の特産品”です。
その価値がエンドユーザーの皆さんにも伝わったら嬉しいですし、さらに蔵元や生産者・飲食店や販売店の皆さんにもその価値に気づいて、もっと大事にしてほしいと思っています。象徴的な例が”ふるさと納税”です。これは鹿児島県の自治体ごとに特産品をPRしていますよね。焼酎も特産品です。だから、鹿児島県という大きなくくりで応援するのも良いですし、今回のように皆さんが気にいった銘柄を応援し、その地域に着目して特産品をチェックしてもらえたらと思っています」
yukikoさんの説明に頷きながらメモを取る参加者も。ここでは、参加者から絶賛の声が挙がっていた2つを紹介します。
まずは鹿児島県東部、大隅半島の曽於(そお)郡大崎町にある天星酒造の芋焼酎「呑酔楽」「天星百恵」は、現地の特産品「千歳鰻の肝」(写真右)と一緒に出されました。鹿児島県が日本全国でも有数の鰻の産地だということ、その鹿児島県の中でも曽於郡大崎町は有名な産地であることについてほとんどの参加者から「知らなかった!」と驚きの反応。主婦の方は「今まで鹿児島県の鰻がスーパーに出ているなんて気づきもしなかった!今度チェックして買ってみます!食べてみたい」と、天星酒造の焼酎を片手に話されていました。
もう一つは奄美諸島にある喜界島産の特産品「そら豆黒糖」と喜界島酒造の奄美黒糖焼酎「黒糖」です。同じ島の特産品に、多くの参加者から「この焼酎と相性が良すぎて止まらない!」と笑いが起こったほど。ポリポリと食べながら焼酎を飲み……そしてまた自然と手が伸びてしまうほどの美味しさです。
ウナギの肝「千歳鰻の肝」はyukikoさんがこのイベントのために特別に用意したものなので、残念ながら現在のアンテナショップには置いていないようですが、イベント直後にほとんどの参加者が「そら豆黒糖」や「軽羹」、鹿児島県の芋焼酎・奄美黒糖焼酎を求めて1階のショップに向かわれた後姿が大変印象的なイベントでした。
参加者のリアルコメント
今回参加された皆さんから、次回を望む声がたくさん届いているリアルコメント!皆さんが気にいった焼酎のポイントなども紹介します。日々のお酒選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
■とても楽しいイベントでした。勉強にもなりました。
■軽羹は気に入ったので買って帰ります!
■大変楽しかったです。参加された皆さんもお酒を愛する方々で和気あいあい。先生のお話もユーモアがあって聞きやすかったです。
■初めて焼酎を飲みました。申し込んだ時は鹿児島の郷土料理が楽しみだったのですが、イベント自体が期待以上で焼酎のファンになりました。さっそく帰りに焼酎を購入していきます!ありがとうございました。
■焼酎を今まで飲んだことがなかったのですが、今回焼酎スタイリストyukikoさんの説明を聞いて、とても分かりやすく焼酎にとても興味が湧きました。
■種子島酒造「紫(ゆかり)」がフルーティーで飲みやすかった。買って帰ります!
■講師を務めた焼酎スタイリストyukikoさんの説明がとにかく分かりやすくて、あっという間の時間でした。
■「なかむら」のロックが美味しかったです。焼酎の選び方、提案の仕方がとてもバランス良くてとても楽しい内容でした。
■黒糖焼酎というのがあるとは知らなかったが、今回飲んでみてとても味わい深くて美味しかった!奄美黒糖焼酎「黒糖」、気に入りました!
■説明がとても分かりやすくて、焼酎の魅力をたくさん知ることができました。
■「紫」の水割り、ロックが気にいった。家飲みしたいので購入します!
■「いちにぃさん」はランチでもよく来ます。今回その場所でイベントがあったこと、焼酎スタイリストyukikoさんが講師をされることもあってとても楽しみでした。yukiko先生の話も分かりやすく楽しくてとても素敵なイベントでした!
■中村酒造場「なかむら」と天星酒造「呑酔楽」が美味しかった!
■芋焼酎「天星百恵」が料理と合わせやすいことがyukikoさんの解説でよく分かったので、自宅でもこの焼酎を買って実践します!
■焼酎の美味しさを再確認できる内容でした。
■前割りの作り方を自宅でもやってみます。とても分かりやすく、ためになりました。
■どの焼酎も素晴らしく、yukikoさんのアドバイスも的確で、今回の銘柄のファンになりました!yukikoさんが選ぶ他の銘柄も教えてほしい!
■今回のイベントはとても楽しかったです。第2回目を企画してほしい。
■今回の話を聞きながら、鹿児島県の酒造蔵を応援したくなったし、二代目・三代目と続く次の世代も応援したくなりました。
■yukikoさんが紹介してくれた銘柄はどれも美味しくて、5種類全部の蔵元に興味を持ちました!楽しいイベントでした!
■焼酎スタイリストyukikoさんのナビゲートがとても上手で、焼酎に興味が湧きました。また話を聞かせて下さい!
■今回のようなイベントをまたやってほしい。
今回紹介した商品はこのイベントのために特別に焼酎スタイリストyukikoさんが選定したものです。現在アンテナショップ「かごしま遊楽館」で取り扱いのある商品はこちらです。(それ以外は各メーカーまたはお近くの販売店にお問い合わせ下さい)
・1階…芋焼酎「紫」(ゆかり)、軽羹、豆菓子「そら豆黒糖」、豆菓子「雀の学校」
・3階…黒千代香
[文]sasaki
[撮影]yukiko / 焼酎スタイリスト、ファッションスタイリスト
[編集]「焼酎&泡盛スタイル-shochu&awamori STYLE-」編集部
[協力]かごしま遊楽館、色彩総合プロデュース「スタイル プロモーション」
著作権により画像の無断使用はお断りしています。
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【焼酎スタイリストが教える焼酎の楽しみ方と飲み方】
◎日時 2019年9月25日(水) 15時~16時30分
◎会場 かごしま遊楽館2階・遊食豚彩「いちにぃさん」日比谷店
◎講師 焼酎スタイリストyukikoさん
◎受講料 2,200円
◎教材費 1,700円(焼酎のテイスティングと食事代含む)
【協力】公益社団法人鹿児島県特産品協会 鹿児島ブランドショップ東京店
【主催】よみうりカルチャー
現在それぞれ1,000人以上!メンバー登録FREEです
「焼酎&泡盛スタイル女子部」
「焼酎&泡盛スタイル男子部」
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ライター兼編集者。「焼酎&泡盛スタイルーshochu&awamori STYLE-」では、日本文化、ライフスタイルに関する記事を担当する。
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