東京発!國酒をオシャレに情報発信する本格焼酎イベント「かごしま芋焼酎コミュニティナイト」2018.01

ファッションの流行地 ・表参道エリアで開催されている「かごしま芋焼酎コミュニティイベント」は、2014年から続いている東京発信の本格焼酎イベントです。今回で9回目を迎えるイベントは、焼酎に馴染みのない女性や若い世代の人たちも参加しやすく、多数の”焼酎ファン”が誕生するイベントとして着々と実績を積んでいます。

全国のイベント企画運営者・地方自治体の参考やイベントモデルになっている本格焼酎イベントです。焼酎や泡盛を採り上げる様々なメディアの最新情報源にもなっている「かごしま芋焼酎コミュニティイベント」。9回目のイベントの様子をお届けします。

表参道で深まる!東京と鹿児島の輪

2018年1月30日(火)に開催された芋焼酎イベント「かごしま芋焼酎コミュニティナイト」は今回で9回目をむかえ、蔵元も参加するイベントとして東京の参加者にとってひとつの楽しみになっています。天候も心配されていましたが、当日は鹿児島県から3名の蔵元が参加し、参加者に自社銘柄の紹介をしてくれました。

最初に参加者の目を惹いたのが、大海酒造株式会社の銘柄。「海」「大海蒼々」はどちらもベニオトメという品種の紅芋で造られた芋焼酎で、どちらも甘い香りが特徴的。「大海蒼々」誕生のエピソードも語ってくれました。

同蔵ではより良い焼酎造りのため、日本酒に用いられる黄麹やもろみの特性を学びに平成14年から秋田県横手市の清酒蔵・浅舞酒造株式会社へ勉強に行っています。浅舞酒造の代表銘柄は「天の戸」。清酒の寒造りにおいて低温発酵するもろみの特性を芋焼酎にも応用できないかと研究を続け、すっきりした減圧蒸留での製法にたどり着いたそうです。浅舞酒造も本格焼酎で使用される黒麹を学びに大海酒造を訪れるという、焼酎蔵と清酒蔵の友好な関係が築かれています。

蒸留酒と醸造酒、造りの工程が異なる日本のお酒(國酒)ですが、このような相互関係によって品質向上をしている背景を聞きながらいただくお酒は、格別に美味しい1杯になりました。爽快感もありながらふくよかさもあり、甘い香り放つ芋焼酎に参加者の興味も高まっていたようです。

鹿児島県の美酒を引き立たせるバイプレーヤー

3蔵の焼酎を引き立たせる料理も、見事な”バイプレーヤー”になっていました。甑島からやってきた吉永酒造株式会社の芋焼酎「五郎」「甑州」は、甑島佐ノ浦伏流水蛍水仕込みで、焼酎製造時に生まれるオイリーな部分をあえて残して、焼酎の個性を出している銘柄。

吉永酒造の焼酎を片手に、初参加だという女性も「食材の良さが活かされていて今回の銘柄にぴったり。この素朴さが今日のような寒い日にはホッと一息ついて心にも染み入りますね」と、イベントスペシャルメニューとこの日のために鹿児島からやってきた芋焼酎とのマッチングを存分に楽しんでいた様子でした。

東京の参加者をさらに鹿児島の世界へ誘っていたのが、今年1月から放送されているNHK大河ドラマ「西郷どん」(せごどん)の話題。イベントプロデュースを務めている焼酎スタイリストyukikoさんは大河ドラマの原作本を執筆された林真理子さんの取材も担当していて、今回の「かごしま芋焼酎コミュニティナイト」でも取材時のエピソードに語られました。

原作本『西郷どん!』をめくりながら焼酎を飲んでいる参加者もいて、「これを読みながら、自宅でゆっくり鹿児島の焼酎を楽しみたい」「大河ドラマも見ているし、買って読みたい」と、鹿児島県の文化や歴史への興味も高まっていったようです。焼酎が生まれる地に実際に行きたくなると話してくれた参加者もいました。

(林真理子さんのインタビュー記事はこちらから)

蔵元も熱くなる!蔵元の心を突き動かす本格焼酎イベント

今回のイベントでとても印象的だったのは、大海酒造 河野さんが語ってくれた言葉です。「今回私もイベント初参加だったので、記念にイベント中の写真を撮ろうと思っていたのですが……参加された皆さんがうちの焼酎について大変積極的に聞いて下さって嬉しかったです。私も蔵や自社銘柄の話に熱がこもって、あっという間の時間でした」写真を撮ることを忘れるほど参加者との対話に集中していたようで、その表情は、蔵元からも自分の想いを伝えられるだけ伝えたという達成感を感じられるものでした。

今回3回目の参加となる植園酒造 植園さんも「このイベントは何度参加しても皆さんが良い方でいつも熱心。”芋コミュ”は焼酎に馴染みのない初心者の方も多いですし、ましてやうちの焼酎を知らない方も大勢参加されます。この機会にしっかり自社の魅力を届けたいと思って、このイベントには臨んでいますね」と穏やかな口調で一言一言丁寧に語ってくれました。

吉永酒造 川畑さんの声も次第に大きくなっていました。何度参加しても、参加者の好奇心と熱心さを蔵元目線で感じられるそうです。この日のために鹿児島から来てくれた貴重な機会を、参加者も無駄にしない想いが会場に広がっていました。

蔵元も参加者も熱くなる本格焼酎イベント。これは2014年の初回から築かれてきた「かごしま芋焼酎コミュニティイベント」の特徴でもあり、参加者・蔵元にとっても醍醐味と言えるでしょう。

今回で9回目となる「かごしま芋焼酎コミュニティイベント」は、いつもと比べて穏やかな雰囲気を醸し出す蔵元が揃った回でした。月末の平日夜の開催とあって、参加者にとっては仕事が立て込んでいた方もいらしたと思いますが、そんな心情を和やかにしてくれるような蔵元と交流が持て、”冬の寒さ”も本格焼酎の味わう大事な要素なのだと思わせてくれるようなイベントでした。

【取材者コメント 2018】
「かごしま芋焼酎コミュニティイベント」が全国で焼酎イベントを開催したい人たちのお手本になっているというのを聞いたことがあります。実際にyukikoさんのもとには「イベントのノウハウを教えてほしい」と地方の方から問い合わせも多いそうです。たしかに「かごしま芋焼酎コミュニティイベント」は参加者の反応も速くて、蔵元にも程よい緊張感が漂っています。

yukikoさんに質の高いイベントを開催するにはコツのようなものがあるのか聞いてみたところ、「ありますよ」と即座に回答が返ってきました。「國酒を盛り上げていくためには、私だけではなく同じ意識と行動力を持った仲間が日本各地で活躍するのが理想なんです」これから焼酎イベントを開催したい人たちのために、今までの知識や経験を伝えるセミナーも開講するそう。イベント企画に興味のある方はyukikoさんがメイン講師を務める講座も利用してみてはいかがでしょうか。質の高いイベント……取材する側としてもそういったイベントが各地に増えていくのは楽しみです。

【文】 sasaki
【撮影】Kazuhiro Bamba
【協力】「鹿児島芋焼酎コミュニティクラブ」、色彩総合プロデュース「スタイル プロモーション」
【編集】「焼酎&泡盛スタイル-shochu&awamori STYLE-」編集部

(講座に関するお問い合わせは「スタイル プロモーション」まで直接お願いします)

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「かごしま芋焼酎コミュニティナイト」2018.01

日 時:2018年1月30日(火)
会 場:IKI-BA

【協賛】鹿児島空港ビルディング株式会社、株式会社西広
【後援】鹿児島県酒造組合、鹿児島県酒造青年会、公益社団法人 鹿児島県観光連盟、公益社団法人 鹿児島県特産品協会、ウェブマガジン「焼酎&泡盛スタイル」

【イベントプロデュース】yukiko(ユキコ/焼酎スタイリスト、ファッションスタイリスト)
【主催】鹿児島芋焼酎コミュニティクラブ、色彩総合プロデュース「スタイル プロモーション」

※写真の無断転用、二次使用はお断り致しております。ご理解ご協力のほど宜しくお願い致します。

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sasaki

ライター兼編集者。「焼酎&泡盛スタイルーshochu&awamori STYLE-」では、日本文化、ライフスタイルに関する記事を担当する。